【地球の誕生】
宇宙にただようガスやチリが集まり、やがて濃くなって縮まり、その中に恒星が生まれました。
46億年前このようにして太陽がひとつの恒星として誕生しました。
この時、太陽をとりまくガスの円盤から9つの大きな惑星と小惑星ができました。
地球もその時に誕生しました。
【海の誕生】
生まれたばかりの地球は今より小さく、隕石がつぎつぎに衝突して合体し、
しだいに大きくなっていきました。
衝突のエネルギーは熱に変わるので地球はどろどろに溶けたマグマに覆われるようになりました。
やがてその中の鉄やニッケルなどの思いものが中心部に沈んでいき核ができました。
その後、地球はしだいに冷えて大気中の水蒸気が雨に変わり地球に降り注いで海ができました。
【生物の誕生】
地表にできた海には生物の体の材料となる様々な物質が溶けていて、そこからタンパク質ができました。
その中に、子孫に情報を伝える遺伝子ができて、生物が誕生しました。
このように最初の生物が現れたのは40億年前です。
【酸素の発生】
最初に現れた生物は深海の酸素のないところで生活するバクテリアの仲間でした。
27億年前、地球に強い磁場ができました。
巨大な磁石から出る磁力線は太陽や宇宙からやってくる危険な放射線をさえぎり、
生物は浅い海にも住めるようになりました。
すると太陽の光を利用して光合成をして酸素を出すランソウという生物が現れ
地球に酸素が増えていきました。
【生物が陸上へ】
海のなかに増えつづけていった酸素は、やがて大気中にも出てきました。
7億5000万年前ごろからは大気中の酸素も増えはじめ4億5000万年前には、
その酸素からオゾン層ができました。
それまで陸上には生物にとって危険な紫外線が降り注いでいましたが、
オゾン層は紫外線をさえぎるようになりました。
最初は植物が、続いて昆虫や両生類のような動物が陸に上がってきました。
【すべての生物が絶滅】
2億5000万年前、地球にはただひとつの超大陸パンゲアがありました。
このパンゲアの地下のマントルにスーパーホットプレートが生じ、
そこから上がってきたマグマによって、すさまじい火山噴火が始まりました。
噴き出したガスや細かいチリは地球全体を覆い、地上には太陽光線が十分にとどかなくなりました。
その時期が長く続き、海水中のプランクトンや海藻は光合成ができなくなり、
海水中の酸素が少なくなっていきました。
その結果、たくさんの生物が絶滅しました。
【恐竜の絶滅】
2億年前に現れた恐竜は、様々な種類に進化して世界中に広がりました。
ところが6500万年前、恐竜はほかの多くの生物とともにとつぜん姿を消しました。
直径10kmもの隕石が地球に衝突し、その衝撃で地球全体を大津波が襲いました。
そして、飛び散ったチリが地球全体を覆い日光をさえぎりました。
そのため植物は育たなくなり、地上の気温は下がって恐竜はえさの不足と寒さで死んでいきました。
【人類の誕生】
6500万年前に恐竜が滅びた後、ほ乳類の時代になりました。
ヒトやサルは霊長類という仲間ですが、人類はおよそ500万年前に現れました。
現在の人類はホモ・エレクトウスから進化して20万年ほど前に出現したと考えられています。
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