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部下指導は「北風と太陽」


「北風と太陽」をご存知でしょう。

物事に対して厳罰で臨む態度と、寛容的に対応する態度の対比を表している。

「あるとき、北風と太陽が力比べをした。旅人の上着を脱がせることができるか、という勝負である。

まず、北風が力いっぱい吹いて上着を吹き飛ばそうとする。

しかし寒さを嫌った旅人が上着をしっかり押さえてしまい、北風は旅人の服を脱がせることができなかった。

次に、太陽が照りつけた。

すると旅人は暑さに耐え切れず、今度は自分から上着を脱いだ。

勝負は太陽の勝ちとなった。」

この内容は、「会社での部下指導、家庭での子育て」で、どのような対応をするかを考える基礎となる。

さて、あなたはどちらの指導方針をとるか?

「北風」のごとく厳しく指導するか、「太陽」のごとく暖かく指導するか。

「北風」の指導では、部下は委縮して自分の力を発揮できない。

「イエスマン」を育てることになる。

あるいはノイローゼになって会社を辞めることになる。

「太陽」の指導では、部下は自由な活動をできるが、自己管理のできない部下にとっては堕落の道を歩むことになる。

「北風」か「太陽」かの二者択一では部下指導はできない。

「太陽」の暖かさを基本とし、時として「北風」のごとく厳しく指導することが、上司としてのあなたの務めである。

これは決して簡単なことではない。

日々の生活の中で、試行錯誤しながら「上司としてのあるべき姿」を追い求めねばならない。

KMテクノソリューションズ代表 南側晃一