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やる気を育む心理学 伊藤崇達(北樹出版)を読んで学んだこと

人の行動は動機付けによって生じる
動機付けには「行動喚起機能」「行動維持機能」「行動調整機能」「行動強化機能」の4つの機能がある。
「〇〇をやりたい」と行動を始める「行動喚起機能」、その行動を継続する「行動維持機能」、時には休憩するなどの「行動調整機能」、もっと頑張ろうといった「行動強化機能」である。

こどものやる気を育むには、過度に管理主義にならいことが大切である。「ねばならない」「すべきである」といった管理主義ではこどものやる気を喪失させてしまう。

指導員がこどもに期待して支援することで、こどものやる気は高まる。

こどもを励ますことが大切である。「失敗しても、やさしく励ます」「いつも温かく、やさしく話しかける」ことで、こどもの人間関係や学習意欲が高まる。
励まし方として、@「あなたは、ほんとうは頭がいいのだから、もっと努力するれば成績が良くなるよ」、A「あなたは努力不足だから、もっと努力するれば成績が良くなるよ」といった二つの言い方があるが、本人の潜在能力を褒める@の褒め方が良い。Aの褒め方では、努力不足であることを非難することになる。

単に「頑張ってね」と褒めるのではなく、こどもの能力を認めるメッセージを含めた励ましの言葉がけが、こどものやる気を高めるのに効果的である。

指導員はこどもとの良好な関係を築くことが大切である。
良い指導員とは、「ユーモアがあって面白い」「親しみやすい」「指導熱心」「みんなに公平」「陽気で朗らか」
悪い指導員とは、「短気で怒りっぽい」「小言を言う」「乱暴な言葉を使う」「厳格で厳しい」「えこひいきをする」

こどもが指導員に求めるのは「正当性」「専門性」「親近・受容性」である。


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