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保育研究レポート1 こどもたちのトラブルに指導員はどのように対応すべきか KMテクノソリューションズ 代表 南側晃一 1.はじめに 2.事 例 私:「なかなか話がまとまらないようだね。『自分が先に約束したから自分がCちゃんと遊ぶ』と、お互いにこだわっていたら、いつまでたっても解決しないよ。一度、今までの約束は無しにして、今後Cちゃんとどのようにして遊ぶのか、改めて3人できめたらどうかな?」 Cちゃん:「うん、わかった。じゃあ3人で話し合いして決めるね」 しばらくの間、3人で話し合った後、Cちゃんが「きまった〜」と報告にきました。 Cちゃん:「今日はAちゃんと遊んで、次の日はBちゃんと遊んで、その次ぎの日は3人で遊ぶことにしたよ。こんどまた、もめるようなことがあったら、また話し合いするね」 私:「うん、よかったね」 とりあえず問題が解決できたようで、3人とも笑顔に戻っていました。
@問題解決のアドバイスを与えて、こどもたちに問題解決させる A指導員が問題解決の具体的方法を提案し、こどもたちと一緒に考える B指導員自らが問題解決の方法を決定し、こどもたちに実行させる Aの方法は、「〇〇のようなやりかたはどうかな?」など、指導員が問題解決の方法を具体的に提案します。ただし、その提案はこどもたちが受け入れられる内容でなければならないので、かなり難しいかも分かりません。せっかく提案しても「そんなん、いや〜」と反発されることが多いと思います。でも、そのように反発してきた場合は「じゃあ、どうすればいいと思う?」と質問を投げかけると、こどもたちは気持ちが切り替わって、自分たちで問題解決できることがあります。いずれにせよ、こどもたちの反応を見ながら、指導員が提案し、こどもたちが考えるといった行為を指導員とこどもが一緒になって繰り返すことで、問題を解決するだけでなく、こどもたちの考える力を養うことも可能となります。 次にBの方法ですが、上記@Aの対応を行ってもどうしても問題顔決ができない場合は、指導員が問題解決の方法を強制的に実行させることになります。強制的と言っても、強い指示ではなく「〇〇の方法でやってくれるかな、それでだめならもう一度考えようよ」とお願いするのが良いでしょう。 このように、指導員はこどもたちの問題解決に向けて、 といった、PDCAの管理のサイクルを回して、より良い児童保育を目指すことが大切です。 以 上
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